第2回 福寿大学「私の生きがい」
令和6年・6月7日(金曜日)

彦根市HPより


photo 辻岡さんはトマト農家になってすでに16年ほどのベテラン農家さんですが、農家になるまでの経歴は驚くものでした。 まず、辻岡さんの社会人人生は、東京大学を中退されてパソコンのソフトウェアの会社へ就職されたところからスタートします。その後、お子さんの誕生をきっかけに奥様のご実家のある彦根市へ移り住まれ、同業種で転勤の無いベンチャー企業へ転職されました。 しかし、その会社の業績が伸びたことで本社を東京へ移すことになり、彦根市から動くつもりのなかった辻岡さんは、そこで初めて自分で起業することを考え、農業を思いついたそうです。 それまでは農業とは全く無縁で、どちらかと言うとやりたいことは”教育に携わること”だったそうですが、「ビジネスでは自分のやりたい教育はできない」と思い、農業を選択されたのだそう。辻岡さんの理想の計画は、食卓に笑顔を届ける”農業”をビジネスにして、自分のやりたい”教育”をすることでした。 とは言え、農業を一から始める際には最初の収入はあまり見込めません。辻岡さん自身も農業は儲からないものだという考えがあり、実際に当初試算された計画では年収300万円ほどだったそう。 それまでのお仕事を考えると奥様の了承を得られなかったのではないかと思ったのですが、「なんでか大丈夫だったんだよ。今でも不思議だよね。」と辻岡さん。現在、合計3棟のビニールハウスでトマトとメロンを栽培しておられますが、器の大きな奥様が快く受け入れてくださったお陰で、私たちはおいしい辻岡トマトを食べることができているんですね。 因みに、なぜトマトを選んだのかを尋ねると、「トマトが好きだったから。」と単純明快なお答えをいただきました。

今回は、消えゆく掛け軸文化について話しをして頂きました。

会場はちょっとした美術館です。

  

    トマト農家を営みながら、価値ある掛け軸を残す活動をされています。

           

梶原緋沙子(かじわらひさこ)作家     日下部鳴鶴(くさかべめいかく)書家